「VAGABOND(バガボンド)」は、2015(日本では2016)年に販売を開始したDOOMLANDS2169シリーズのエアコッキングブラスター。LAWBRINGERと共にドゥームランズシリーズの初号機となったブラスターである。
付属品としてドゥームランズエリートダーツ6本が同梱。
詳細[]
最大6発を装填可能なリボルバー。ポンプアクションを採用しており、銃身下部のポンプハンドルを前後することでコッキングを行う。タクティカルレールは本体上部に1本を装備。クリアパーツは右側面・グリップとプランジャー部に使用。
側面に大胆な切り込みが入れられた黒いシリンダーと、6つの銃口(最上部以外はダミー)が印象的。ダーツは側面から挿し入れる形になる。ハッタリの利いたゴツイ外見が最大のアピールポイントであり、燃えポイント。
遊び方[]
- ①ダーツを先込め装填する(最大6本)。シリンダーは手で回す
- ②ポンプハンドルを動かす
- ③トリガーを引くと発射。発射から僅かに遅れてシリンダーが回転し、次弾を発射位置に持ってくる
- ④以後、1射ごとに②~③の繰り返し。シリンダーが回転し終わる前にハンドルを動かすと突っかかってしまうので注意
トリガーを引いたままハンドルを動かすと自動発射されるスラムファイア機能も搭載。行う際はシリンダーの回転タイミングに注意すること。
評価[]
- 長い銃身のため、ダーツの弾速・射程距離は同期のロウブリンガーに比べると少々見劣りする。ただし「全く飛ばないレベル」ではない。
- シリンダー回転は発射と同時ではなく、発射からコンマ数秒遅れるように調整されており、ダーツの弾道を振らさないようになっている。
- 全体的にゴツく(特にグリップが太い)、非電動タイプでは重めの部類に入るが、そこを除けば操作性は悪くない。
- ポンプハンドルは軽い。重量バランス上、無理なく支えられる位置にあることも相まってとても動かしやすい。
- シリンダーは手で小気味よく回せるため、ダーツ装填は見た目ほど煩雑ではない。
- どちらかと言えば、広い場所で行うスローテンポなゲーム向きのブラスター。乱暴な言い方をしてしまえば「無駄にデカく、弾も込めづらく、連射速度も落ちたストロングアーム」でしかなく、敵も味方も慌ただしく動き回るキルハウス・ゲームでは扱いづらさが目立ってくる。
- 大きさ・重さの割に装弾数が少ない。更にシリンダー回転がワンテンポ遅れる仕様のため、連射力も犠牲になっている。あまりに早くハンドルを動かすと突っかかり、不発・故障の原因となるため、スラムファイアと通常発射で連射速度が殆どかわらなくなりがち。
- デザイン面以外のギミックが皆無。タクティカルレールも前方の突起のためにイマイチ使いづらい。