正式名称は「STAR WARS NERF EPISODE Ⅶ FIRST ORDER STORMTROOPER DELUXE BLASTER」。日本名は「 スター・ウォーズ ナーフ ストームトルーパー ブラスター デラックス」。
2015年公開の映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』とのコラボレーションモデルである。
付属品として12連クリップ、延長ストック、オプションスコープ、ファースト・オーダー塗装のエリートダーツ12本が同梱されている。
詳細[]
◆本体◆[]
クリップシステムを採用した単発ブラスター。クリップは銃身左側面から水平に挿入する形となり、反対側の右側面にはクリーニングドアが設置されている。銃身下部のスライドパーツを動かすことで次弾装填とコッキングを行う。コッキング状態ではグリップ直上・右側面のコッキングインジケーターがオレンジ色になる。
タクティカルレールは本体上部に1つを装備。延長ストックアダプターも搭載している。ストラップホールは銃口直上に1か所空けられているだけなので、スリングを通すなら延長ストックと組み合わせる必要がある。
その実体は N-STRIKE ELITE・ RAMPAGE(ランページ)の改造モデル。年少の子供向けの大きさに作られているスター・ウォーズナーフの例に漏れず、銃身とコッキングスライドの可動域は2/3程に短縮され、グリップ径も細くなっている。また、デザインの都合でタクティカルレールが一本省略されている。
日本発売版では珍しくプランジャーが弱体化されておらず、米本国版と同等の性能を発揮する。
◆付属品◆[]
- 12連クリップ
純白の不透明素材で組み立てられている。 - 延長ストック
伸び縮みしそうだが、伸縮ギミックは未装備。長さはRETALIATOR(リタリエイター)付属のストックよりさらに短い。大人が使うには少々厳しいか。 - スコープ
原案よりも著しく小型化している。多くのブラスターに装着できるようになっているのでナーフ的にはOKか。
使い方[]
- ①クリップにダーツを詰める
- ②コッキングスライドを引き、クリップ固定部を開放
- ③クリップを装填し、コッキングスライドを戻す。トリガーを引くと発射
- ④以後は一発発射するごとにコッキングスライドを動かす
- ⑤遊び終わったらコッキングスライドを引き、クリップリリースボタンを押してクリップを抜く
トリガーを引きながらコッキングスライドを前後に動かすと自動発射できる「スラムファイア」機能も搭載されている。
評価[]
- 原型機ランページの射撃性能はそのままに小型化し、取り回しやすさを向上させたモデル。
- 原型機の問題だった、コッキングスライドの長い可動域からくる給弾不良の起こりやすさがある程度改善されたのは大きい。スラムファイアの肉体的負担も軽減されている。
- ダーツが僅かに右方向に振れやすい傾向がある。
- 原型機の国内販売が収束した2015年以降も入手できるマイナーチェンジ版として魅力的だったのだが、商品規模の割に高額な定価が足を引っ張っていた感がある。恐らくは版権料で膨らんだのであろう……。
備考・小ネタ[]
- 原案は、ファースト・オーダー機動歩兵(ストームトルーパー)が標準装備している「F-11Dブラスター・ライフル」。旧帝国軍が使っていた「F-11」に実銃風のアレンジを加えて、塗装も黒一色から白を加えたモノトーンにしている。
- 全体の大きさは子供向けに縮小され、塗装も玩具用アレンジとしてオレンジが加わっているが、デザインの再現度自体は良好。コッキングインジケーターの配置も、電源ON時に点灯するランプと近い位置に来るように工夫されている。追加ストック機能も再現。
- 明確な差異は、本来ならエネルギーパックを右側に装填するところが、クリップ挿入口が原型機の都合上、左側になってしまっている点。そしてナーフではコッキング用グリップとして固定されている部分は、原案では後方に展開・伸長して簡易ストックに出来る。
- 店頭で探す場合、ナーフ売り場ではなく、スター・ウォーズ関連商品の売り場に置かれていることが多いので注意。